15.1 計算機で科学する
  

 

図15-1  科学研究における理論、実験と計算科学の役割の概略

 

研究テーマ 研究・開発項目
粒子系シミュレーション
(原始や分子の運動を計算)

連続系シミュレーション
(実験式を使わない計算)

大規模数値シミュレーション技術

格子熱伝導
対流・熱伝導遷移

乱 流
超伝導

計算の高速化
大量のデータ処理

表15-1  『原子力分野における計算科学の研究』テーマ一覧

 


 原子力分野における計算科学の研究は、原子力の分野で見られるいろいろな熱や流れ、あるいは材料の性質の変化などを、なるべく基本的なモデルや式を使って計算機でシミュレーションし、理解するという研究を進めています。これは、いままで実験や理論では見ることができなかったものを計算機を使って見てやろうというものです。理論や実験との関係を図15-1に示します。
 ここでは、研究テーマを表15-1に示すように3つに分けて研究を進めています。


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たゆまざる探究の軌跡−研究活動と成果1995
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