色彩は日本原子力研究開発機構のロゴマークに合わせた青を基調とし、澄んだ青空から光(明るい未来)が差し込む様子をイメージしました。デザイン要素に取り入れています「正六角形」は玄武すなわち亀の甲羅を表し、長寿のシンボルとして古来より尊ばれた紋様です。なお、高速増殖原型炉「もんじゅ」と高温工学試験研究炉「HTTR」の燃料体も正六角形です。
画像は、無人飛行機を用いた空からの放射線モニタリングの試験の様子(左上)と模擬溶融物の移行挙動に関する簡略シミュレーションの結果(右下)です。
前者は、私たちが開発した放射線検出器を独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の開発した無人飛行機に搭載した放射線測定システムで、地上局から約100 kmの遠隔操作と約6時間のフライトが可能です。飛行試験を実施し、地上の空間線量率分布を測定できることを確認しました(第1章概況, p.10)。
後者は、炉内を簡略模擬した体系において、燃料と構造物を模擬した物質が複雑に相互作用しながら下部プレナムに移行し、蓄積する様子の概略を解析した結果です(第4章トピックス4-2, p.50)。
原子力機構の研究開発成果 2014
発 行 2014年11月 編集・発行 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 成果普及情報誌『原子力機構の研究開発成果』編集委員会 委 員 長 茅野 政道 副委員長 五十嵐 寛 委 員 小川 和彦 鈴木 喜雄 富川 裕文 田中 真 志風 義明 勝山 仁哉 丸山 敏毅 森 貴正 安田 良 河内 哲哉 石井 保行 沢 和弘 坂場 成昭 高田 弘 宇都 成昭 永沼 正行 中谷 隆良 小田 治恵 高下 浩文 石森 有 見掛信一郎 大越 実 菊池 満 小西 賢介 印 刷 松枝印刷株式会社
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