機械・装置 No.4-26

放射線下にある軽水炉冷却水内の腐食環境を再現できる

高温水中放射線分解水質を模擬した腐食試験技術

 

 放射線環境下にある冷却水腐食環境を再現

 放射線なしの模擬試験環境においては高温で容易に分解してしまう過酸化水素の濃度を任意に制御

キーワード: 高温水、放射線分解、腐食環境、過酸化水素、原子炉内冷却水

 

・強い放射線環境にある高温の冷却水では放射線により水分子(H2O)が分解し、酸素(O2)、水素(H2)、過酸化水素(H2O2)が水中で生成、共存する。

・一方、模擬試験においてはH2O2は高温水中では容易に分解してしまう(1秒で約1%消失)ため実験環境の制御が困難であった。

図4-26

 


技術のステージ
利用分野

stage2

軽水炉や火力発電などの高温水を取り扱う
設備の腐食評価、高経年化評価など
関連業種
知財・関連技術情報
電気業、熱供給業、金属製品製造業
Journal of Nuclear Materials, 444(1-3), p.454 - 461, 2014/01
材料と環境、64、91-97、(2015)