色彩は日本原子力研究開発機構のロゴマークに合わせた青を基調とし、澄んだ青空から光(明るい未来)が差し込む様子をイメージしました。デザイン要素に取り入れています「正六角形」は玄武すなわち亀の甲羅を表し、長寿のシンボルとして古来より尊ばれた紋様です。なお、高速増殖原型炉「もんじゅ」と高温工学試験研究炉「HTTR」の燃料体も正六角形です。
画像は、無人ヘリコプターを用いた東京電力福島第一原子力発電所(1F)周辺の線量率分布マップ(左上)とモルデナイトと呼ばれるゼオライトへの原子スケールのセシウム吸着の様子(右下)です。
前者は、無人ヘリコプターモニタリングシステムにより、東京電力福島第一原子力発電所の周辺(3 km〜5 km付近)を高さ80 mで飛行し、得られたデータを地上1 m高さの線量率に換算した結果です。マップは、測定の最終日である2013年3月21日現在の値です(第1章トピックス1-3, p.14)。
後者は、セシウムを効率よく吸着するモルデナイトと呼ばれるゼオライトの原子スケールでの構造で、 セシウム原子が吸着する様子を示したシミュレーション結果です(第1章トピックス1-19, p.30)。
原子力機構の研究開発成果 2013
発 行 2013年11月 編集・発行 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 成果普及情報誌『原子力機構の研究開発成果』編集委員会 委 員 長 湊 和生 副委員長 五十嵐 寛 委 員 根本 工 田中 真 志風 義明 綿引 優 鈴木 喜雄 勝山 仁哉 丸山 敏毅 森 貴正 久保 真治 安田 良 河内 哲哉 菊池 満 平田 勝 小澤 隆之 佐々木康雄 立花 光夫 石井 哲朗 小野瀬晃弘 高田 弘 神永 雅紀 中島 準作 山田 文昭 鳴海 一雅 見掛信一郎 植地 保文 印 刷 松枝印刷株式会社
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