ライフサイエンス No.1-4

小型複層構造の放射線検出器によるX線撮影で高速簡便に人体を可視化

高速簡便かつ被ばくを低減する3次元X線撮影

 

 小型の素子、材料を複層化した放射線検出器を利用。電流測定で放射線の強度とエネルギーが同時に分かる

 検診時のX線撮影と同等な装置構成で素早く病巣や骨の異常を確認(X線CTと比較して1/500の低被ばく化の可能性)

キーワード: 医療用X線CT、X線CT、手荷物検査、X線検査装置、ガンマ線測定装置

 

◇検出素子と放射線を吸収しやすい材料を直列に複数配置し一つの検出器を構成します(図1)

 

低エネルギー放射線は、手前側の検出素子でのみ信号が出力されます。
高エネルギー放射線は、貫通力が高く、全ての検出素子から信号が出力されます。この違いを利用し、瞬時に放射線強度を計測します。

 

◇検出素子としては、半導体、シンチレータなど、測定する放射線の強度、検出器の大きさ等、測定ニーズに応じて様々な構成が可能です。

図1-4-1

 

 

胸部X線撮影を人が向きを変えて何回か撮影するようなイメージ
軟組織、骨組織、がん組織の位置、サイズを高精度に計測

図1-4-2

 


技術のステージ
利用分野

stage2

・医療用X線CT、産業用X線CT
・手荷物検査、原子力施設計装
関連業種
知財・関連技術情報
医療業、運輸業、電気業、
電子部品・デバイス・電子回路製造業
特許第5779819号
特許第5920770号