ナノ・材料 No.3-4

泡で削って汚れを剥がす

ウルトラファインバブル水による金属表面洗浄

 

 金属表面の固着物を、バブルの振動で削り落とす

 バブル水に浸漬、1hの超音波照射で90%以上剥落

 ごみは剥離汚染物のみ、バブル水は再利用可能

キーワード: ウルトラファインバブル(UFB)、超音波、金属表面除染、薬品フリー

 

本技術の特徴

化学薬品や研磨装置を用いないため、廃棄物発生量が少なく、低コストでの洗浄が可能

UFB水が満たせる場所であれば、どのような場所でも洗浄可能

 

図3-4-1

洗浄対象をUSB水*で満たされたプールに浸漬して超音波を照射

*USB水とは:平均100nm径の気泡(空気、窒素など)を109個/mLの濃度で含んだ水。気泡は水中で数か月安定。

 

 

 

●微細なバブルが金属表面と汚染物の隙間に入り込み、高周波超音波(〜1.6 MHz)振動により汚染物を剥離

●従来の超音波洗浄(〜100 kHz;キャビテーション)とは異なり、材料表面への衝撃、損傷が小さい

図3-4-2

 


技術のステージ
利用分野

stage2

・半導体、医療、材料、製造分野等における
 表面洗浄
・配管内の洗浄などのプラントメンテナンス
関連業種
知財・関連技術情報
金属製品製造業、電子部品・デバイス・電子回路製造業、
化学工業、電気業、ガス業、水道業、廃棄物処理業、
自動車整備業、機械等修理業
特開2022-118491
(共願:九州工業大学、中部電力梶j