ライフサイエンス No.1-2

癌診断等と同時に、ラジカル濃度測定も可能にする次世代PET

核医学診断装置と評価方法

 

 PET(陽電子放出断層撮影)による新しい情報

 3光子消滅計数から患部の状態を分析

 ラジカル濃度評価により癌治療の研究や評価に貢献

キーワード: 陽電子消滅、PET、ラジカル、スピン交換反応、三光子消滅

 

図1-2-1

 

図1-2-2

 

陽電子消滅部位(患部)にラジカルが存在すると、Ps(ポジトロニウム;電子と陽電子の結合状態)の中で三重項のものがスピン交換で一重項になり 2光子消滅するため、3光子消滅計数が減る(図1)。

これを利用して陽電子消滅部位(患部)でのラジカル濃度を評価する。


技術のステージ
利用分野

stage2

・がん治療研究への利用
・がん組織の評価
関連業種
知財・関連技術情報
医療業
特開2023-35329