デザイン要素に取り入れています「正六角形」は玄武すなわち亀の甲羅を表し、長寿のシンボルとして古来より尊ばれた紋様です。なお、高温工学試験研究炉「HTTR」の燃料体も正六角形です。
画像は、 1F1/2号機排気筒付近における空間線量率と高濃度汚染箇所を可視化した3次元マップ(左上)とHTTR水素製造試験施設(右下)です。
前者は、放射線計測をはじめとした異分野技術の組合せから成る統合型放射線イメージングシステム(iRIS)を用いて、1Fサイト内の汚染状況を可視化したものです。本システムは、廃炉現場における作業者の被ばく低減や作業計画の立案に貢献します(第1章トピックス1-10、p.23)。
後者に関しては、高温ガス炉HTTR(高温工学試験研究炉)の熱を用いて水素を製造するプロジェクトを2022年度に開始しました。これにより、原子炉と水素製造施設の接続技術の確立を目指します(第6章ハイライト、p.62)。
原子力機構が保有する知的財産のうち、産業上応用可能な特許技術やノウハウ等を解説した「JAEA 技術シーズ集 第8版」もご参照ください。
原子力機構全体の活動状況は、「2021年度事業報告書」をご参照ください。
原子力機構の研究開発成果 2022-23
発 行 2022 年 10 月 編集・発行 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 成果普及情報誌『原子力機構の研究開発成果』編集委員会 委 員 長 𠮷澤 道夫 委 員 弥富 洋介 鈴木 喜雄 小泉 光生 鷲谷 忠博 飯島 和毅 知見 康弘 西尾 勝久 原田 秀郎 森田 泰治 西畑 保雄 酒井 健二 北村 誠司 竹上 弘彰 寺内 誠 水野 崇 佐藤 和彦 印 刷 松枝印刷株式会社
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